証券会社をうま~く使う♡元証券OLのなぐりガキ

野村證券出身OLの、タンス預金よりマシな資産運用♡もう証券会社に騙されない!証券会社は、こちらが使えばとっても便利な金融機関!

持株会は、した方がいいのか

上場企業に勤めている方なら会社から一度は加入を勧められたことがあるのではないでしょうか。

「自社持株会」

お勤め先の会社にもよりますが、ほぼすべての会社の社員の方におすすめしたいのがこの持株会での株式購入です。

 

なぜなら、たいていの企業は毎月MAXで50,000円まで購入することができるようになっていますが、10%程度会社が上乗せで購入してくれるという通常の運用においてはありえない特典がついているのです!

 

たとえば、私が担当していたとあるK電力会社社員の方の場合…

毎月50,000円の購入を設定→それに会社補助10%が乗って毎月55,000円のK電力株式を購入していくことになる。12カ月続けた場合…

株価が変わらなかったと仮定した場合、単純計算で約66万円分のK電力株を保有することになります。しかし、自分の手出しは60万円です。この時点で6万円の利益(株が値上がりしている場合にはもっと)

さらに、K電力株は年間2%の配当がついていますから、13,200円の配当まで受け取れてしまうというわけです。

これを勤続中ずーっと続けていれば、退職するころにはありがた~い資産になっていること間違いなしです。

 

勤務期間に会社の株価が暴落した場合も続けましょう。

安く株を買い続けられ、取得コストを下げることができるので途中でやめないほうがいいです。安い時にはたくさん買う・高い時は少しだけ買う。積み立て投資の基本です。安くなったら逃げ腰で売るのではなく、どんどん買う!そうしなければ変動商品運用はいつやっても、何を買っても損して終わります。

 

持株会での株式運用リスクは

上場廃止

「倒産」

でしょうか…。これは通常の株式運用と同じですが、こうならないために日々のお仕事を社員のみなさんで頑張ることでリスクコントロールができるというのは、持株会だけに備わるメリットであるのかもしれません。

 

持株会の積み立て額を少し上げてみようかな…と思われた方は、すぐにでも会社の福利厚生係の方に相談してみてください^^!

DDB/割引債/ゼロクーポン債

400万円を5年ほったらかしてたら600万円になっていた…!

そんな夢みたいな運用、あるわけない。と、あきらめていませんか?

実は、宝くじに何百万円もかけるなら、ぜひ一度買ってみてほしい商品があります!

 

個人の資産運用でぜひとも視野に入れていただきたいのが、DDB(ディープ・ディスカウント・ボンド)という割引型債券です。

 

私の勤務していた証券会社では、新興国通貨のものが人気でした。

例えば…

 

発行体格付け:AAA

年限:5年

通貨:ブラジルレアル(BRL)

単価:75.5

最低額面:20万BRL

 

約定日の買いレートが 1BRL=32円 だった場合、

計算すると、最低購入額面は4,832,000円ということになります。

単純計算で、5年後にこれが6,400,000円になって戻ってくる、という面白い商品です。おいしい話だと思われたでしょうか。証券会社で、アドバイザーと相談しながらの長期運用に慣れているお客様であれば、結構ポピュラーな商品です。

 

32円×200,000BRL=6,400,000円 ←単価100.0(5年後の満期)の状態

6,400,000円×75.5%=4,832,000円 ←単価75.5(購入時)の状態

 

もちろん外貨での運用ですから、為替レートの上下によって利益の額、損失の額も変わってきます。

 

こちらの商品の場合、損益分岐レートは 1BRL=約24円 ですから、為替抵抗力もばっちりの、長期運用には持ってこいの商品だということになります。

 

商品在庫は尋ねてみると、色々とあります。私が勤務していた証券会社では、

通貨:オーストラリアドル・アメリカドル・カナダドル・メキシコペソ・ブラジルレアル・トルコリラ・インドルピー・南アフリカランド

 

満期:新発であれば3~5年が主流。既発であれば1年程度のものもある(但し割引率は低い)。

 

通貨によっては単価50.0(割引率50%)というような商品もありますし、急落している通貨などがあれば、通常500万円前後でしか運用が始められないDDBが、300万円前後で購入できるタイミングもあります!(一時期のブラジルレアルDDBがそうでした)ので、お見逃しなく…!

 

証券会社社員に尋ねれば、対象通貨の過去のレートなども出してもらえますので、対象通貨が損益分岐レートを下回ったことがあるかないかなども詳しく見せてもらうことができます。買うつもりがなくても、一度「DDBという商品のマトリクス表を見てみたい」と尋ねてみると、おそらく出してもらえるのではないかと思います。詳しいリスク等も説明してもらえます。ご興味のある方はぜひ^^

NISAのリスク/少額投資非課税制度

開始からだいぶ期間がたちました。少額投資非課税制度・通称NISA(ニーサ)。読者の方では、すでに開設されている方も多いのではないでしょうか?^^

年間120万円以内の金融商品から出た利益は非課税となる、ちょっと嬉しいオトクな制度です。

 

NISA口座で困る点…ほとんどない可能性が高いのですが、もしも読者の方の運用状況が以下の場合に当てはまってしまったときには少し残念な思いをすることになります。

結論:NISA口座で買った銘柄で損失を出すとちょっと残念なことになる。

 

●問題1:損益通算ができない問題。

NISA口座で買ったA株式100万円の価格が下落し、評価額90万円になり、

一般口座・特定口座で買ったB株式100万円の価格が上昇し、評価額110万円になった。

 

→通常、A株式が10万円の損失B株式が10万円の利益を計上しているため、

 損益通算制度により、B株式10万円の利益は非課税となります。

 

しかし!損失を計上した銘柄がNISA口座預かりである場合、損益通算の対象とならないので、通常であれば非課税であったはずのB株式の利益10万円に対して、20.315%の税金がかかることになってしまいます。

 

数万円の差が出てしまった場合には、ちょっと残念な気がしますね…。

 

●問題2:損失なのに税金とられる問題。

 

ほとんどの証券会社の注意事項欄には、すみっこにこのように書いてあります。

NISA口座預りから払い出された上場株式等の取得価額は、払出日の時価となります。

どういうことか?

→NISAの預かり期限である5年間を経過した銘柄は、通常の運用を行う特定口座等に移管されます。

 ・2015年に買った100万円のA株式が2020年には50万円まで下落していた。

 ・しかし、2015年のNISA口座は2020年が使用期限ですから、強制的にNISA口座から追い出されます。すると…

 

 A株式の取得コストは50万円ということで続きの運用がスタートする。

 

どうなるか、もうお分かりですよね。

A株式が70万円より上に上がらないから、もう売却しよう!と思って売却した場合、50万円と70万円の差額20万円が利益と見なされ、20.315%(46,030円)の税金が取られてしまいます

 

2015年に100万円で取得した株式なのに、70万円で損切りして、税金もかかる。

 

これが、NISA口座の招く悲しい不幸です。(T-T)かなしい…

 

いかがでしたか?NISA口座の主な2つのデメリット。しかしこれは運悪く以上2パターンにあてはまってしまった場合の悲しみです。基本的に個人の方の投資活動にはちょっとうれしい非課税制度なので、各証券会社のメリット説明を見てみて、ぜひご利用を検討してみてくださいね^^★

餅は餅屋。投資信託と銀行と証券会社と。

個人的な意見で恐縮ですが、

コツコツ貯めた現金の運用、どこで相談しようかな、と迷っている方は少しお付き合いください。

 

結論

 

  • 絶対に減らしたくない、一切増えなくていい→銀行へ
  • 減らしたくないけど、少し増やしてみたい→証券会社へ
  • 急な病気・けがに備えたい→生命保険会社へ

 

金融ビックバン以降、銀行・保険・証券で取り扱っている商品をお互いに窓販できるようになりましたが、

お客様自身で目的が決まっているなら、

預金のことは銀行、運用のことは証券会社、病気けがへの備えは保険会社へたずねるべきだと考えます。

特に、変動商品・サービス(投資信託・外貨運用等)に関しては証券会社に尋ねるのがベターだと考えています。

もちろん銀行の行員さん全員がそうだというわけではありませんが、銀行さんの本業は融資・預金ですから、変動商品での運用に関する情報・知識はどうしても証券会社社員の方が多く得ています。ほとんどの証券会社社員が融資・預金に疎いのと同じでしょう。

 

リスクがあまりお好きではないお客様、もしくはリスクを取ってはいけない資金に対しては証券会社社員は絶対に勧めないような超ハイリスク型投資信託

「銀行で買わされ、値下がりしたところで売却させられた。だから投資信託は二度と買わない。運用もしない。」

というお客様を何人も見てきました。

 

どうしてこのようなことが起こるかというと、

銀行員の方も、どんどん値下がりしていくお客様の資金を見ていられずに売却をご案内する=預けた大切な資産はいつのまにか減ってしまった

というパターンがほとんどです。

 

100万円の投資信託の購入に対して銀行や証券会社が販売手数料として受け取っている金額は3万円前後であることがほとんどです。株式購入100万円に対しては数千円の手数料で済む(ネット購入であれば更に格安)であることを考えれば、投資信託の販売がどれほど金融機関の手数料収入を支えているかは一目瞭然です。

特に、低金利下における銀行では投資信託販売案内に対する意識が高まっています。

 

自分が担当するお客様の資金性格をリサーチしないまま先輩が販売していた商品を真似して販売する、

それぞれの投資信託の性格がわからないまま運用会社のセールストークを真似して販売する、

といった真のヒアリング販売ができていなかったことが招く不幸だと言えるでしょう。

 

目的が決まっていなければ、とりあえず信頼している金融機関に相談するとよいと思います。ただし、その際に投資信託をすすめられた場合は、一度持ち帰って後日証券会社にも相談してみることをおすすめします。

 

大切な資金の運用、安心して置いておけるものを見つけたいですね!

 

 

 

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※こちらのブログで述べている意見は、元証券会社社員の一意見としてあくまで参考までに留めてください。証券会社へ相談へ行く際の基礎知識の参考に使っていただければ幸いです。最新の商品事情・サービス事情、具体的な手数料・予想運用利回り等は証券会社・各金融機関窓口等でご相談下さい。こちらの記事を根拠とした一切のトラブル・損失に関して筆者は責任を負いかねますのでご了承ください。

ファンドラップ/Fund Wrap

ファンドラップについて…

数年前から大手証券会社がこぞって営業をかけているファンドラップ。

会社にもよりますが、たいていは個人対象で300万円、500万円~

法人や富裕層ではSMAというサービス名で3000万円、5000万円、1億円~

など、まとまった資金の運用を行うというもの。

 

結論から申し上げると、

ファンドラップ運用に向いている資金の性格

それは、

  • 10年以上使わない資金

です。読者の方にもし、貯蓄しているまとまった資金がいくらかあって、

そのお金を今後10年は使う予定がないとすれば、それはファンドラップで運用してもよい資金だと考えてよいと思います。

 

ファンドラップでは10年以上据え置かないと運用効果が得られない、

というわけではなく、

10年以上据え置きすれば

損失を出す確率はほぼゼロに等しい

(これまでの大規模な金融危機等を含めた経済指標変動の計算に基づくデータによる)

ということです。

 

ですから、もちろん経済状況によっては10年以内で運用効果が得られる場合もあります。(むしろその確率のほうが高いと私は考えています。)

 

詳しいことは証券会社の窓口で尋ねてみてください。

しっかり販売用資料を勉強している社員なら、自信のあるセールストークを聞かせてくれるはずです。

(ただし、何度も言いますが10年以上使わない資金であれば、どの社員から契約しても構いません。運用は社員ではなくシステムが運用してくれるので、不勉強な社員から契約しても、ベテランの優秀な社員から契約しても、運用成果にばらつきはありません。読者の方がお金を預ける際の心理的な満足度を左右するのみです。)

 

もしも、10年据え置きの定期預金の契約等をお考えの方は、証券会社で一度相談をしてみるのもよいかもしれません。

 

 

 

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※こちらのブログで述べている意見は、元証券会社社員の一意見としてあくまで参考までに留めてください。証券会社へ相談へ行く際の基礎知識の参考に使っていただければ幸いです。最新の商品事情・サービス事情、具体的な手数料・予想運用利回り等は証券会社・各金融機関窓口等でご相談下さい。こちらの記事を根拠とした一切のトラブル・損失に関して筆者は責任を負いかねますのでご了承ください。

安定的な資産運用には何が必要か

安定的な資産運用には何が必要でしょうか。

 

結論

 

  • 少しの余裕資金
  • 若さ

 

です。

 

 

???

たくさんの余裕資金と、

優良銘柄を調べる暇な時間がないと…

と思っていませんか?

 

だったら資産運用なんか、

老後にするしかないです。

 

若い人には関係のない話?

証券会社はおじいさんおばあさん、

土地持ちの富裕層が通うところ?

 

こんなイメージ、持っていませんか?

 

事実、証券会社に訪ねてくる方のほとんどが

そういったお客様方です。

 

そして、証券会社の社員がてぐすねをひいて接客するのも、こういったお客様方なのは事実です。

※もちろん、全員がそうだとは言いませんが、手数料目標に追われている時の一部の社員はしかたがないです。営利企業ですから。

 

少しのお金と、若さで

どんな有利な資産運用ができるのか

続きはまた次回に書こうと思います。

 

 

 

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