DDB/割引債/ゼロクーポン債
400万円を5年ほったらかしてたら600万円になっていた…!
そんな夢みたいな運用、あるわけない。と、あきらめていませんか?
実は、宝くじに何百万円もかけるなら、ぜひ一度買ってみてほしい商品があります!
個人の資産運用でぜひとも視野に入れていただきたいのが、DDB(ディープ・ディスカウント・ボンド)という割引型債券です。
私の勤務していた証券会社では、新興国通貨のものが人気でした。
例えば…
発行体格付け:AAA
年限:5年
通貨:ブラジルレアル(BRL)
単価:75.5
最低額面:20万BRL
約定日の買いレートが 1BRL=32円 だった場合、
計算すると、最低購入額面は4,832,000円ということになります。
単純計算で、5年後にこれが6,400,000円になって戻ってくる、という面白い商品です。おいしい話だと思われたでしょうか。証券会社で、アドバイザーと相談しながらの長期運用に慣れているお客様であれば、結構ポピュラーな商品です。
32円×200,000BRL=6,400,000円 ←単価100.0(5年後の満期)の状態
6,400,000円×75.5%=4,832,000円 ←単価75.5(購入時)の状態
もちろん外貨での運用ですから、為替レートの上下によって利益の額、損失の額も変わってきます。
こちらの商品の場合、損益分岐レートは 1BRL=約24円 ですから、為替抵抗力もばっちりの、長期運用には持ってこいの商品だということになります。
商品在庫は尋ねてみると、色々とあります。私が勤務していた証券会社では、
通貨:オーストラリアドル・アメリカドル・カナダドル・メキシコペソ・ブラジルレアル・トルコリラ・インドルピー・南アフリカランド
満期:新発であれば3~5年が主流。既発であれば1年程度のものもある(但し割引率は低い)。
通貨によっては単価50.0(割引率50%)というような商品もありますし、急落している通貨などがあれば、通常500万円前後でしか運用が始められないDDBが、300万円前後で購入できるタイミングもあります!(一時期のブラジルレアルDDBがそうでした)ので、お見逃しなく…!
証券会社社員に尋ねれば、対象通貨の過去のレートなども出してもらえますので、対象通貨が損益分岐レートを下回ったことがあるかないかなども詳しく見せてもらうことができます。買うつもりがなくても、一度「DDBという商品のマトリクス表を見てみたい」と尋ねてみると、おそらく出してもらえるのではないかと思います。詳しいリスク等も説明してもらえます。ご興味のある方はぜひ^^